オタクの一言ワンルーム

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【エロゲ感想】鍵を隠したカゴのトリ

幼馴染はやっぱり結ばれないとダメだよな!

ということで「cabbit 『鍵を隠したカゴのトリ』site page -TOPページ-」の真犯人&全ヒロインとベットinできたので感想のお時間です。

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9/25に発売したばかりの新作ソフト。

イラストが好みでつい手に取ってしまいました。

ジャンルはミステリーADV。

OPもなかなかの魅力が詰まっており期待は十分。

 

難点は発売の延期が複数回繰り返されたこと。私がこの作品を知ったのは今年の8月なのであまり気にしてはいませんでした。

それより気になったのはあらすじ。

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街でおきた殺人事件

主人公・川蝉陽太の恩人でもある少女・孔雀石透子は殺人容疑で逮捕され、
自身が犯した殺害を供述する。

しかし、透子は証拠不十分で釈放――
周囲はそれを許さず、透子を大きな洋館に幽閉してしまう。

祖母がいなくなり一人暮らしとなった陽太は、透子と共に洋館で暮らすことを決意する。
そして、透子とは仲のいい少女・青葉梟みおん、クラス委員長の燕沢夜、
クラスの変わり者・瑞葉伊鶴も加わり5人での共同生活が始まる。

料理を作ったり、連絡を取り合ったり、他愛もない会話や喧嘩をしたり、そんな生活を陽太は楽しいと感じていく。

真犯人は誰なのか、なぜ透子は罪を被ろうとしているのか――
鳥籠に囚われた少女を、救うことはできるのか?

 

※Cabbit公式サイトあらすじ引用

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うん、重くね??

ほんとにミステリーできるのかこれ?グダらないかな?と少し不安な気持ちでプレイをはじめました。

 

そんなこんなで総評です。

 

 

総合評価 ☆☆  (2/5)

シナリオ ☆☆  (2/5)

Hシーン  ☆☆☆ (3/5)

CG        ☆☆☆ (3/5)

BGM     ☆☆☆ (3/5)

 

残念ながらシナリオが合わなかった作品でした。

私自身、ミステリー系のジャンルは好きです。

王道の真犯人を暴いてハッピーエンド、友人の裏切りや証拠の提示、犯人に悲しい過去があるなどドキドキ感が物語の質を上げていくのだと私は思っています。

 

残念な点は、ミステリーADVを売りにしている割には内容はキャラクター達の過去や現在の悩み、苦悩を主体に、物語が展開されていること。

お互いのことを受け入れていく話がメインになっていたので、読んでいて違和感を感じていました。

メインヒロインの一人、幼馴染枠であり今回のキーパーソンである透子ちゃんが犯人ではないのは物語的に予測できます。他三人との物語に関していえば、幼馴染を諦めるルートに繋がるのでエンディング後にえ?終わり???ってなることが多かったです。

また、開示される情報も少なく、やっているプレイヤーはなんとなく察することができますが.......。全員を攻略し、真犯人を特定した後もモヤモヤは取れずに全CGをコンプし、完走しました。

 

勿論、キャラクター達の心情は理解できる部分はあります。

介護の苦悩や打ち明けられない悩み、依存、親から捨てられた悲しみ。

どれも言葉にできない重みがある中、それを主体にしてしまうと犯人捜しがいる?って話になってしまいます。

前提に、主人公は幼馴染に借りがある。

そのため、容疑者になった幼馴染を救うために真犯人を探す。

探す途中でほかに大切なものを見つける主人公。それは大事だからしっかり守りなさいと幼馴染に諭され、理解し、エンディングへ。

 

詳しくは個別で語りますが、いろいろと痒い所に手が届かない作品と感じてしまいました。

 

ここからはネタバレ全開で感想を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【シナリオ】

共通ルートはいつも通りに大体6時間程度。

ヒロイン個別が2時間。全攻略でアンロックされる透子ちゃんルートのみ3時間程でした。

ルート選択肢はこの画面から

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ここの演出変更はとても好きでした。

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私は全部攻略しているので変更後になりますが、籠からの解放されている姿を見ると攻略したんだなと満足がいく演出になっています。

 

内容に関しては、前述のとおり、評価は低めにしています。

真犯人が簡単に予測できてしまうのはあまりミステリーとは言えない気がします。

この問題は、登場人物の少なさや狂気度の低さが原因だと思いますね。悪人に見えない幼馴染、内気な少女、仮面のクラス委員長、反抗したい年頃の不良少女。

うん、まだまだ可愛いもんですよ。

 

しかし、登場人物たちが似たもの同士の集まりというのはこのシナリオでの評価点ではあります。幼馴染である孔雀石透子の真実に迫るまでに、他のキャラクターとのドラマが展開されます。これが少しリアルでいろいろと考えさせられる部分もありました。

 

シナリオへの理解度は他ルートへのヒントへと変わります。

キャラクターを攻略すればするほど開示される真実に私たちは悩まされますね。

実際、悩みましたね…。特にみおんちゃんルート。

 

まさか放置エンドだと思わんやん。

あんなに子どもたくさん作ってけしからん!

 

まあ、エロゲーにシナリオを求めるなと言われてしまえばその通りなのですが.......。

私がPCゲームをはじめたのがシナリオで感動したエロゲなのです。

悶々とした私を恥じるほど、演出やゲーム性、笑いを求めてくるものもあります。

読み手としては筆者の気持ちを読み取りたいのです。

不出来な私なため、汲み取れてない内容もあるとは思います。そこは、私の理解不足としてこの先の感想を読んでください。

 

また、シナリオ以外でも不満点はいくつかあります。

背景イラストの少なさと立ち絵の使い方に違和感があったことですね。

館内(一部)と外背景、学校など数はあるのですが、基本的に斜め視点なので立ち絵がおきにくい。

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なんとなく見ずらい?

自分だけでしょうか…

 

酷評ばかりですが、やはりCGはとても綺麗。

また、声優さんが想像通りだったのもあり、シナリオへの没入感はしっかりとありましたね。

 

 

ここからはキャラクター別の感想です。

順番は攻略順。

【青葉梟みおんCV:風鈴みすずさん】

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おっぱいでかい後輩ってやっぱりいいよね。

 

と、思いたいのですが、幼馴染である透子の狂信者。彼女がいなければ行動の原動力も選択もままなりません。

なんだかんだ終始危なっかしかった印象。よくこれで主人公好きになれたよなこの子。

最初は透子が信頼しているということで仲良くなり、お互い共通の目的のために行動します。

 

なんていうか、全体的に言える事なんだけど、殺人犯探してる間にひたすらラブラブエッチされるとおじさん不安でドキドキしてましたよ。

告白のシーンがイラストも綺麗でよかったですね。

しかし、あんまり情報を教えてくれないのでこの子の理解度は低めなのです。

うん、よくわからない子でした。でも、癒し枠。一番精神がまともだった気がしますね。

 

【燕沢夜CV:雪村とあ】

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共通の思いがつながる子っていいよね。

 

今作の不憫枠。本当にただかわいそうな子。

親との関係は劣悪。奨学金のために優秀な成績をとり続けるクラス委員長。

 

この子だけ重みが違くない???

 

みおんちゃん攻略後だから余計困惑しましたね。

趣味のソーシャルゲームがまた、リアルでつらい…

時間がないからオート周回できるから楽なんだよね。とか言われたのでだいぶ刺さりましたね。

 

家庭的で面倒見がいい彼女。

芯が強くみえるが、一番もろいのは彼女だったのではないでしょうか。

個人的に、彼女には心配という気持ちしかでてきません。

エンディングもつらいねん。なんで犯罪者として逃亡生活やねん。つらいやろ

 

【瑞葉伊鶴CV:水野七海】

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俺好みに染めれそうな子。

うん、チョロイン。

 

孔雀石透子の代わりに犯人になるために鳥籠館に来た少女。

この幽閉を仕向けた人の娘さんですね。愛人のほうだけど。

 

なにごとも興味がなさそうなふりをしてやる気のない自分を演じてる。

彼女に関しては単純に描写不足のせいでよくわからないまま好きになった子にしか見えませんでした。

エンディングは幸せそうでしたね。

透子はなにも救われてないのだが.......

あんまり感想が持てなかったのでこのくらい

この子のエッチシーン危ない橋わたってる感じは好みでした。

【孔雀石透子CV:みよりあつむ】

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やっぱりエッチじゃないか!!!!!!

 

はい、メインヒロインです。

真相が明かされるグランドルート。

人と人との関係は簡単なものじゃない。ライトノベルのように簡単には読めず、深い心情の描写は読んでいて楽しかったです。

 

お人好しの彼女ですが、全攻略後もやはりよくわからない行動するヤバいやつという認識がとれませんでした。

 

主人公の祖母の話を絡めてきますが、途中から観測をはじめた我々からすると薄っぺらく内容が感じられてしまったのは残念でした。

意外とちょろかったり、ロボット掃除機を追いかけてニコニコしてる機械音痴な部分も

可愛いのですが、好きにはなれないキャラクターでしたね。

 

【終わりに】

 悪くはありません。ただ、描写不足や設定が枷になっている印象が強く、十分に楽しめなかった作品ではありました。

CG差分もう少しほしかったなぁと私の一言でした。

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それではまた、近いうちに。